InAequabilitas

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趣味の話

昔の刑法が好きだった。「罪ヲ犯ス意ナキ行為ハ之ヲ罰セス但法律ニ特別ノ規定アル場合ハ此限ニ在ラス」(第38条1項)とか。これが改正されて「罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。」という何とも品格のない(失礼!)文章になってしまった。読み易くなったとは言えるかもしれないが、昔の文章だってこちこちの古文であるわけではないのだから(現に古文が大の苦手の僕でさえ苦もなく読めるじゃないか)、変えなくても良かったんじゃないかと思ったりもする。何だか現行刑法では法律らしさとでもいうべきものが失われているような。刑法が口語化されたのは平成7年だから、僕が法学なんぞに首を突っ込み始めた厨房の頃には既に口語だった。だから旧刑法に慣れ親しんでいたわけでもないのだけれど、初めて手に取った六法が94年度版だったせいかもしれない。これぞ法律!という強烈な第一印象だけが植え付けられて今に至っているのだろう。



講談社現代新書が装幀を一新したときは途方もないバッシングを受けていた。僕はあのどぎつい背表紙が嫌いだった。しかしその後で表紙のように、白地に小さな四角というデザインに変更されて許容範囲に戻ってきた感じ。但し背表紙が変わったと同時に帯の幅が途方もなく広くなり、タイトルより帯の広告文字のほうが目立つという意味不明な状況に陥ってしまった。だが帯さえなければ今の現代新書もなかなかいい。なぜって、これよりも遥かに酷い装幀の新書はいくらでもあるのだ。例えば僕が今一番嫌いで、目にもしたくないのはフォレストの2545新書。なんだあのショッキングピンクは。知性の欠片もない。何冊か2545新書を立ち読みしてみたこともあるが、内容も同じようにどうでもいいものばかりだった。
反対に、一番好きな装幀はやはり中公新書。統一された深緑色が落ち着いた知的な雰囲気を醸し出している。著者の紹介が最後のページにしかこぢんまりと入っていないのもいい。誰が書いたのかなんて本の内容の二の次なのだから、本文を読むよりも前に自己主張してほしくないのだ。岩波新書の難点はあの赤かなあ。PHP新書くらいの深い色なら良かったのだけれど。



数学的・科学的モチーフがやっぱり好きで仕方ない。僕の部屋には周期表が4枚と太陽系ポスター、そして「磁気と超伝導」が貼られている。机の上にはガリレオ温度計があり、宇宙図が敷いてあり、さっき遊んでいたメビウスの帯が3本ほど乗っかっている(笑)。外付けハードディスクの名前は3.141592653であり、CドライブはXenonである。調理器具をすべて実験器具に置き換えてしまおうかと本気で悩んでもいる。Amazon.comにも心を見透かされているらしく、今日は真ん中ドストライクなネクタイを勧めてきた(画像)。おいやめろ本気で欲しくなるじゃないか!
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北落師門

Author:北落師門
特徴: 研究者気質(何)、厭世家、人嫌い、典型的ブックワーム。
大量の学問だけで出来ていると思う。詭弁と皮肉で武装している。
目の悪さが半端ない。あと、電話と食事と世間話が天敵。
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