InAequabilitas

 moneo in reticentia - audi.

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断片 (:regressus in infinitum)

無限後退は不毛である。無意味である。しかしだからといって、無視して差し支えないというわけではない。確かに僕らは"日常生活を営むために"ある程度のところで思考を止めている(所謂日常生活とは一体何なのか?何故それのほうが重要だというのか?そもそも何を以て重要とするのか?無限後退がまた始まった!けれども置いておこう)。しかしその"思考終着点"がヒューリスティックなものに過ぎないということを自覚せねばならない。ヒューリスティックであるのは構わない、しかしそれを真であると錯覚するのは重大な誤謬である。書いてみれば至極当然の事、けれども敢えて書くのはどうもこの基本的な事を忘れている輩が多いようだから。
勿論僕は、自分が用いている"真"や"誤謬"が論理学の用語であり論理学を基礎づけるものが何であるか"語り得ない"らしいということも判っているし、故に上のステートメント自体ヒューリスティックなものであるのも自覚している。
ここ暫くの間、哲学しようとすると一定の部分まで思考した所で「だからそれがどうしたというのだ、僕には(人間には)恐らく何も知り得まい、どうせ結局みんな死んで消滅するのだ」という自らの声が横槍を入れる。この思考停止は鬱病の兆候か、或いは単なる僕の惰性であるか。
無限後退といえば、知人が師事していた日本語教師のエピソードを思い出す。彼は哀れなほどに真面目な人間だったそうだが、例えば生徒が「"おはよう"って何ですか」と質問をすると(知人は超初級クラスにいた)、彼はまず「朝の挨拶です」と答える。初級クラスであるので挨拶とは何ぞという質問がまた飛び出す。すると彼は次の日に分厚い辞書を数冊教室に抱えてきてこの果てしない質問に一つ一つ答えを出していこうとする。それが何日も(?)続いた挙句に「もうこの問題はここでおしまい!この話はなし!終わり!」と開き直るのがいつものパターンだったのだとか。しかし確かに、外国語の初級学習者には基本的な問題を説明するのが何より難しい。特に他の言語を使う事が出来ない場合は。
一体何だって周りの人間は"程よい"ところで遡行を止めることができるのだろう?論拠を求めるのは僕の良い習慣であるかもしれないが、障壁になっているとも言える。つい最近も知人に"君は自分の言ったことに逐一論拠を示そうとするがために、話している途中にしばしば逆戻りして聞き手にとって理解しづらくなる"と指摘されたばかりだ。文章なら書き直せばいい、しかし話すのにそうは行かない。彼の言ったことは100%、いや500%くらい真実だ。かつて数学が苦手だった頃、僕は幾何学の教師に"あなたの証明は砂上の楼閣ですよ"と注意された。これが切っ掛けで僕は数学の証明が書けるようになったし、他人を説得するためには自らの主張に論拠を示すことが重要だと認識した。だがあまりそれに忠実でありすぎるために却って逆効果になっているのかもしれない。けれども僕にはどこまで論拠を示せば十分なのかが掴めない。だから一対一の議論(論戦)には強くても、弁論はどうにも駄目だ。例えば法制度の改革について論じているというのに、僕ときたら逆転クオリアの話をし始めそうなのだから!

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Comment

2012.03.29 Thu 02:55  

私は数学の証明すら苦心します。(笑)
どこまでが自明なのかがよくわからないんですよね。
ここまでは自明とすると書いて欲しい。
自明性の欠如なのか…。

前提条件を綿密に設定しないと私は議論が出来ません。
そうしないと相手の前提条件を崩して終了になるので。(笑)

常識はどうしたら分かるのでしょうね。
知っているけれども使い方がわかりません:-<
  • #-
  • さくら
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2012.03.29 Thu 10:48  

自明性の欠如...統合失調症...(笑
数学は使った全ての定理の名称を書きまくっておけばテストには大丈夫なはずです。公理は書かなくてもいいですが。
僕が"砂上の楼閣"と言われた証明は、「平行四辺形であるから」AB//CDというのを書かなかったからです。ABCDが平行四辺形なのは与えられた前提だから自明だと思ったのですが、やっぱり書くべきでした。因みに中学の頃の話です。

議論で前提条件を設定するのはむしろ必須ではないでしょうか。そうでないと何について話しているのか、後からズレを自覚してももう遅い。
それに前提条件なしだと、僕みたいに無限に遡行していくような奴を相手にすると面倒ですし!

常識?何ですかその多数派の傲慢は?(爆
  • #MF8IyTP2
  • 北落師門
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2012.03.29 Thu 19:42  

一応統合失調症は治ったらしいのですが、失った自明性は戻ってきませんでした。(笑)

数学はそもそも数字って何だっけ?とパニックになりますね。(笑)
早く解かないとどつぼにはまります。

私の場合は、相手に質問しすぎて怒らせてしまいます。
「それはどのように定義しているのですか。」と逐一聞くので定義好きと思われていますが、なんせ常識がないものですから聞かないとわからない。(笑)

多数派の傲慢w
確かにそうですね。
常識の有効範囲って人が思うよりも狭い気がします。
それなのに常識だとごり押しされるのは腹立ちますね。
  • #-
  • さくら
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2012.03.29 Thu 23:50  

数字ってというよりは、僕は数字を書き間違えてミスることがよくあります;; 改行したら符号が逆になっていたとか、1が0になっているとか。特に長い問題だとそうなります...(苦笑)

相手に質問しすぎて「そうやってこっちを負かそうと思ってるだろ、そうは行かないぞ!」みたいなことをよく言われますが別にこっちはそういうつもりじゃないんですよね。戦略がないから定義を聞きまくっているんじゃないんだけどなあ。
けれど定義を訊ねると相手が返答に困ることってよくありますね。

僕は一般的に"常識だから"と無視されていることに「(論理的に)何故か」という面倒なメスを入れてしまう癖があって、だからこそそう聞いた時に「常識でしょ?」と返されるのがたまらなく嫌いです。彼らはジョーシキが全人類共通とでも思っているのでしょうか。
口では「常識」と言いながら実は常識は人によって違うということは誰もが薄々ながら理解している...と思っていたのですが、どうにもそれが全ての人に当てはまっていないような気がします。
  • #MF8IyTP2
  • 北落師門
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2012.03.30 Fri 02:23  

数字の写し間違いだと、6と0が一番よく間違えます。
そもそも与式を写し間違えることが多々あります。

わかってもらえて嬉しいです。(笑)
定義聞きまくり攻撃をしてるのではないんです!と声高に主張したい。
なるべく相手の感覚と自分の感覚を合わせようと努力してるだけなのに(;o;)
結局クオリアの話になるんですよね。

論理的に説明できないこと(感情とか)もあると分かっているのですが、論理に自分をくるみたくなります。
科学もある種の宗教的側面があると思うのですが…。
アイデンティティーはあまりに他人と異なると不安になるのでしょうかね?
程よく他人と異なるってむつかしい。

  • #-
  • さくら
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2012.03.30 Fri 12:45  

6と0、ありますね。。。なぜか8と6もよく間違うんですが;;
与式でf(z)を与えられているのに解答は"x="で答えてしまうとか。間違いにはされないからいいのですが!

きちんと定義してくれないからクオリアの議論に持っていくしかないんだとこちらは主張したい(笑
定義もしてくれないのにクオリアに持っていくことでキレられても困るんですがね...。

意識のハードプロブレムなどに対しては、僕は一応「現時点では判らない」の立場を取っています。だから科学や論理では全て解決できないというのも理解しているし、それより全ての基礎である論理学自身には基礎がないというのも意識している。それに、科学と宗教は本質的に同じ物だと考えます。(どちらも世界を解釈しようとしている; 科学の基礎は数学と論理学; 宗教の基礎は神の存在. どちらにも根拠はない)
僕は"無神論者だけど信仰する宗教は物理学"と自称しています(笑)。有神論者が「最高善である神が創った世界になぜ悪があるのか」という問題と悪戦苦闘するように、僕も「世界はなぜこうなっているのか」を物理学的に解釈することに毎日を費やしているわけです。

人間にはどうしても"集団への所属意識"というのを求める傾向があるようで、集団とは共通したアイデンティティーを持つ人間の塊であるわけですから、あまりに違うと不安になるのかも知れません。
でもそもそもどうして集団に所属していたいと(多かれ少なかれ)思うのか。適当な暫定結論としては「生存への盲目的欲求」といったところでしょうか(笑)。
  • #MF8IyTP2
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2012.03.30 Fri 23:22  管理人のみ閲覧できます

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