InAequabilitas

 moneo in reticentia - audi.

CURRENT MOON

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

悲惨哉

帰ってきました。
予約投稿でぼかぼか投稿されてるもんだからとっくに帰ってきましたよ、みたいなふりをしていたが実はさっき帰ったばかりである。いや、数時間前。そのままぶっ倒れて寝てしまった。

ホテルのロビーにあるPC(ネットが無料)で繋げてみたところ、まあ繋がるんだが重要なことを忘れていた。文字化けという罠
日本語は全て白四角で表示されていた。

ウィーンとかザルツブルクとか偉い(?)ところも行ったが、大半はオーストリア西端の極小都市に滞在。父親の仕事の手伝いに来てるからなのだが。電車でちょっと行くとドイツに行っちまったり、バスでちょっと行くとリヒテンシュタインに着いてしまうようなところだ。うっかり迷おうものならスイス国境を越えてしまう。
プロカメラ(Canon5D)を扱えるのが僕しかおらず、その上通訳にも兼用されていた僕は当然変な時に呼び出されてしまう可能性が高い。と、危惧は現実になるわけだ。

ホテルでうたうたしていると突如電話がかかってきて「今すぐこっちに来い」という。すぐといっても特急に乗って30分かかる場所だし、そもそも駅に行っていきなり特急に乗れるかもわからない。時間は5時半くらいであった。外は薄暗い。
ボロドイツ語で切符を買って(よくも買えたもんだが)プラットホームに急ぐとちょうど各駅停車に逃げられ、ぼやっと25分間極寒のホームで次発を待つ。
着いてみると「駅に迎えに行く」と行っていたはずが誰もいない。まあすぐに行けと言っていたのだから歩いていってやれ、と片道15分を滑りそうになりながら雪の中を行く。
場所はこれまた極小で極寒の教会。13世紀に建てられたものらしくいろいろ凄い事は凄いが、半ば廃墟である。
ところが行ってみると…人がいない
真面目にあの電話は幻覚だったんではないかと思いながらとぼとぼと駅に(もちろん歩いて)帰ると、迎えが「来たー!わーい!」とかいうノリで大喜びしている。「もうとっくに着いてたんだよ、このバカ者なんで教会に誰もいないんだ!」と責めてみると、ほわーっとした顔で「ごめん、まじごめん」と謝られる。肩の力が抜ける。

ただでさえ閉店時間の早いオーストリア(ウィーンでも18:30くらい)だから、こんな小さいところだと四時ぐらいにはみんな閉まってしまう。なのでそれからまた仕事(写真撮影)というのは彼らにとってはとんでもない長時間労働であったらしい。横で「お腹すいた、帰ろう」と呟き続けている。年齢は40を超えている大人だが。
次の日の予定について彼が言う。「明日中には絶対に終らせなきゃいけないからな、何としても10時までには来い!」
それ、「何としても」っていう時間じゃない。

因みにザルツブルクのホテルは隣が教会(今も使われている)だった。まあいいもんじゃないかとぼんやりしていると気付く。
夜中まで鐘の音に叩き起こされるという悲劇。それに窓を開けてみるとそこは墓場であった。十字架まみれ。

あともう一つ。父親がアーティストだから自然と知り合いもアーティストばかりになる。そうすると周りが変人だらけ。「この地区一番の変人」に好かれてしまったり、とにかく僕は変人度が高い人間にほど好かれてしまうという法則を発見してしまった。

いや、そんな悲惨だったからさんざんだったと言いたいのではなくて、悲惨だったけど良かった(というかウィーン住みたい)という逆説。
スポンサーサイト

Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://noncomposmentis.blog36.fc2.com/tb.php/123-c53f041a

この記事にトラックバック(FC2Blog User)

Home

Irony, Satire and Truth

Biography

北落師門

Author:北落師門
特徴: 研究者気質(何)、厭世家、人嫌い、典型的ブックワーム。
大量の学問だけで出来ていると思う。詭弁と皮肉で武装している。
目の悪さが半端ない。あと、電話と食事と世間話が天敵。
Detail/本棚

Latest Articles

Comments

Trackbacks

Link

Categories

Search

 

Counter

Current Visitors:

Archives

Mail Form

Name:
Mail:
Subject:

Top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。