InAequabilitas

 moneo in reticentia - audi.

CURRENT MOON

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傷痕、

追記は読まぬが吉。
これでも見て和んでおいてください。
cats

と言うとむしろ読む者が増える気がするので、本気で忠告。
そこの(精神的に)健康な君。読むと恐らく軽くショックを受けるので開かない方が良い。
そこの精神が不安定な君はつられて何やらしでかす恐れがあるので開くべきではない。
図太い自傷同志よ。多分平然と読めるのは君たちのみである。
醜い。表皮を蠢くように埋め尽くすケロイドの群れは醜い。
そうだ、僕は汚らわしいんだ。衣服の下に隠されていようとも、傷痕は、僕の肉体は、見苦しい。
僕はいつからか刃幅1cm前後のカッターなどではもう物足りなくなって、今は幅2.5cm程度のカッターを握る。
かつて浅く切っていたころは表皮の裂かれる音が聞こえたものだが、今はもう何もない。
刃先が皮膚に僅かに埋まり込んだほどでやっと僕は溜息をつく。
傷口は一瞬躊躇ったように白く口を開けて、それから思い出したように血が溢れ出してくる。
血は美しいのか。僕の血が卑しいのか。

癒えた切創はケロイドに変わる。赤紫色の太った蛆のような容貌のそれがずらりと並んでいる。
ああ、ああ、僕は汚い。救いようもないほどに。
張ったばかりの瘡蓋に再び刃を押し込んで滑らせる。
麻酔のような痛覚が襲う。

唾棄すべきほどに憎いケロイドたちだが、これがすべて消え去ったら僕はどうなるだろうか。
僕の身体のうちで、僕のものだという確信が抱けるのはこの傷痕だけだ。
この顔もこの手もこの脚も、さて僕のものなのか自信がない。
しかし、この醜い傷だけは確かに僕のものだ。
傷が跡形なく癒えてしまったら、僕は何を証明に掲げて生きればいい。

唯一救いなのは彼らのどれもが10年ほどは残りそうに見えることなのだが、10年も残るかと思うとまた気分が悪くなる。
僕は醜く生きて醜く死ぬのだ。この肥った蛆虫たちに蝕まれながら死ぬのだ。
何に囚われているんだ。誰か論理が崩壊してしまう前に矛盾を解いてくれはしないのか。

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Comment

2009.11.09 Mon 17:29  

あ~。。
開けちゃった。
見なきゃよかった。好奇心には勝てぬ。(笑)
  • #NhByBAzo
  • R.ogawa
  • URL
  • Edit

2009.11.09 Mon 20:56  管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2009.11.10 Tue 23:56  

あけちゃいました…ひぃ…

ところで、相互リンクをお願いしたいのですが…?

2009.11.12 Thu 16:52  

ったく君たちは。(笑

>>Dealerさん
問題ないですよ。追加しておきますね。
  • #MF8IyTP2
  • 北落師門
  • URL
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Author:北落師門
特徴: 研究者気質(何)、厭世家、人嫌い、典型的ブックワーム。
大量の学問だけで出来ていると思う。詭弁と皮肉で武装している。
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