InAequabilitas

Date : 2011年10月27日

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ジャスミンには毒がある。

モクセイ科のジャスミンとよく間違われるマチン科のカロライナジャスミンやガガイモ科のマダガスカルジャスミンは毒を持つ(註:追記)。しかしモクセイ科のジャスミンにだって毒がある。
他でもないあのジャスミンティーにするジャスミンである。正確にはジャスミンは一属の総称で、茶にするのはsambac種、正式には茉莉花(マツリカ)と呼ぶ。辞書を引いてみたら日本語での属名が何だか混乱していることを発見。ソケイ属・ジャスミン属(ジャスミナム属)・オウバイ属と様々だ。とにかくラテン語でJasminumであることに間違いはない。
英名はArabian Jasmineで、毛輪花(モウリンカ)とも呼ばれる。インド(またはアラビア)原産の半蔓性常緑低木で、花に芳香があるため香料にする。ジャスミン属の植物は花の香りがよく、例えばofficinale種(ソケイ)は花から精油をとるために栽培される。葉は全縁の楕円形から広卵形で対生または三輪生し、茎高は1.5-3mになる。高杯状で径2cm前後の白い五弁花を夏(広く言うと春から晩秋)、枝の先につける。園芸種には八重咲きのものもある。
ジャスミンティーは緑茶或いは発酵の弱いウーロン茶に茉莉花の花を入れたもの(しかも飲む時には取り除かれている)で、毒性は全くないのでご安心。いくら飲んでも中毒にはならない。毒があるのは根で、成分はよくわからないが中枢神経に対する麻酔作用があるという。有毒とはいっても致死的なほどに派手派手しいわけではない。しかし毒草に分類するべきであるくらいの毒性はある。

毒草を研究していると素直に植物を"観賞"することができなくなって困る(苦笑)。僕にとって花や葉とはその美しさに感嘆する対象ではなく、単に種を識別する記号に過ぎない。その上、街中が毒草だらけに見えてくる。でも実際そうなのだから!
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Irony, Satire and Truth

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北落師門

Author:北落師門
特徴: 研究者気質(何)、厭世家、人嫌い、典型的ブックワーム。
大量の学問だけで出来ていると思う。詭弁と皮肉で武装している。
目の悪さが半端ない。あと、電話と食事と世間話が天敵。
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