InAequabilitas

Date : 2008年11月14日

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希死念慮

希死念慮、というのはある意味で便利でありもする。死を望む分つまり死ぬのが怖くないってわけだ。
少なくとも僕はそう思う。たとえば「殺すぞ」って脅されようと、「殺さないで」なんて涙目で命乞いしたりはしないかも知れない。そんな目にまだ遭ったことがないものだから断言は出来ないが。
死刑との関連でも考えてみる。
自殺には2種あって、一方は普通に自分を殺す事、そしてもう一方は間接自殺っていって、死刑を受ける目的で重大犯罪を起こすもの。
そんな動機の人に死刑を言い渡しても刑罰よりか報酬みたいなもんだよなあ。でも法律上死刑を免れないから。
「極刑」は人によって違うかもね。
ごくごく普通の人なら死刑。生に絶望し死を望む者なら無期刑。生活保護を受けて住む場所もないような人なら罰金刑。
あれ。僕は希死念慮について喋ってたんだっけ。

希死念慮は精神異常によってのみ起こるものでもないような気がする。大抵はそれかも知れんが。
鬱病、統合失調症、神経症、人格障害、数え上げりゃ切りがないし心当たりも(以下略
加賀乙彦氏の悪魔のささやきって本が出てるんだけど、そこの冒頭のほうにある。
ほんとにふとした事―下らないとすら思えるような事で突然人は死を思う。何が不思議かって、助かった人はみんな「助かってよかった、2度と死のうとは思わない」って言うらしい。

フロイトによると人にはふたつの本能がある。生の本能(エロス)と死の本能(タナトス)、前者によって人は生き続けるようなものだけど、後者は無に還りたい、破壊したいという願望を司る。
何もなかった頃、つまり生まれる前。この世にいないって点では死後と一緒だ。

人間はでっかい脳を持って、お陰様で精神活動なる物を行う。
ニューロンだってうじゃうじゃ発達してさ、僕には迷惑だったんだけどな。でも嬉しく思う人間のほうが多いよなあきっと。
猛禽類かむしろ微生物にでも生まれたかったな。
自殺考えたり生きる為以外に同種生物を殺したりする不思議な動物は今のところ僕は人間以外に聞いたことない。
脳が発達しているからこそ変な方向に考えてみたり、気付いちゃいけない事に気付いちゃったりするものだな。
そして多くはそんな時、ふっと死の優しさにも気付く。

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Irony, Satire and Truth

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北落師門

Author:北落師門
特徴: 研究者気質(何)、厭世家、人嫌い、典型的ブックワーム。
大量の学問だけで出来ていると思う。詭弁と皮肉で武装している。
目の悪さが半端ない。あと、電話と食事と世間話が天敵。
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