InAequabilitas

Date : 2008年10月

CURRENT MOON

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裁判員制度

僕は裁判員制度反対論者なんだが。

そもそも裁判員制度っていうのはくじで選ばれた一般市民が6人、3人の裁判官と一緒に殺人とかの重大事件を審理するもの。
アメリカの陪審とかとはちょっと違って、むしろドイツとかの参審制に似てる。
陪審だと、陪審員が有罪無罪を決めて、裁判官が量刑だけする。裁判員制度では、有罪無罪から量刑まで両者が一緒にやる。

裁判員は仕事なんかを休んでまで公判に出なきゃいけない。確か判決出るまで同じホテルとかに拘束されちゃう。
で日当などなど色々お金くれる。
一般市民が近付きがたい司法の場に近づける、世論を判決に反映できる、ということで可決されちゃったんだけども。

同じホテルに拘束され続ける。人は大抵逃れたいって思うよな。
そうするとどうなる?判決を急いでしまう。つまり?判決が適当になるってことさ。
よりによっても殺人とかの重大事件だろ。死刑にもなりかねない。
世論としては「凶悪犯罪者たちはみんな死刑にしてしまえーい」みたいなもんだろ。そんな馬鹿みたいな先入観を持ったど素人達に正しく人を裁くことなんてできるのかな?

熟練の裁判官でも判断を誤ってしまうような事件を愚かな俗人達に審判させる?戯言にしか思えないがね。
公判にかける時間を短縮し、費用を削減する。削減された費用は裁判員たちに払う日当とかよりよっぽど高額だろう。
情報の渦に巻かれてるような時代なんだから、幾ら借り物の知識を詰め込んだって幼少から刷り込まれた偏見に勝てやしないよ。
世論なんか糞くらえ。そんなものは政治に反映させときゃいいんだ。司法の出る場じゃない。

凶悪犯罪者はそれはそれで事実。危ないのも事実。でも人間だよ?
死刑の重さを真面目に考えて言ってるのかあんたたちはって言いたくなる事が良くある。
刑罰による汚点は消し難い。罰金、拘留くらいならまだいいかもしれない。懲役、禁錮、たとえ後で間違いだったと解っても人の心は固い。
でもまだ彼らは生きてる。弁論の余地もあるし、とりあえず未来がある。
死刑は?国家という強大な機関によって生命を奪われる。取り返しはつかないね?
だからと言って僕は死刑反対論者ではない。まず司法による厳密な審理が何回もあって、その上法務大臣が裁判資料見ながらじっくり考えるんだから大体間違ってはいないだろう。
僕は素人達の軽はずみな、ふわふわしたその判断で死刑を下して欲しくない。

司法試験にがんばって受かって、司法修習を2年くらいやって、また試験に受かって、何年も何年も経験を積んだ法曹だけが本当の刑罰の重さを知ってる。僕だってなんか知ってるみたいに書いてるが、それは知識上のもの。
まず刑法には謙抑性がある。刑罰っていうのはultima ratio(ウルティマ・ラティオ=最後の手段)とされている。ちょっと法律をやれば出てくる話。
だからまず警察に微罪処分ってのがある。警察限りで事件を終わらせること。
そして検察は起訴猶予ができる。前科はつくけれど、公判には持ち込まないってこと。
最後が裁判所。ここまで来たから適当にやっちゃっていいよって話なんかじゃない。ここでも刑法の謙抑性は働くべきだね?
法格言にあるよ。無辜の不処罰、とか無罪推定、とか。
つまり100人の悪人を逃がすより、1人の潔白な人を処罰することの方が悪いってこと、そして99%の黒は灰色ではなく、白だっていうこと。

みんなどうせ検察が提出した証拠しか見ないだろ。弁護側の証拠も同じだけど、見せられたものしか見ないんだ。
見せられてない部分を突くってことを思いつかないかなあ。そんなの期待するのは馬鹿って?

とにかく、来年5/21に始まっちゃうこの裁判員制度。僕はひたすらに反対するよ。今更法改正は無理だろうけどね。
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「障害」って

テレビを見てたら障害者どうのこうのって言ってた。NHKが障害者に関する番組に関する感想を募集したのを公開してたところ。
誰か言ってた。今までの障害者番組みたいなのはきれいごとばっかだ。生身の彼らを感じられないんだ、みたいな事。
そうだよなあ。障害者たちはハンデを乗り越えて、この社会を健気に生き抜いているのでーす的な。いやらしいね。
同情がないと怒る人たち、同情があると嫌がる人たち。ほどほどじゃないとね。
でもみんなが言ってる障害者って、身体障害者のことだけだよね?

見た目にも解り易いし、しかも知識が普及してる。そりゃメジャーになるよ。
じゃああと障害者って何があるんだ、高齢者のことかとか思うなよ。
みんな精神障害者たちを忘れてるじゃないか。

精神障害っていっても発達遅滞とかパーキンソンとかは見た瞬間わかるよ。
でもそれはそれでみんな敬遠してんだろ?身体障害者は憐れむのに対して。
統合失調症、躁鬱病、果てはちょっとした神経症、彼らは見た目健常者と変わりない。
例えば妄想型統合失調症の人が電車で隣に立ってたとしても誰も気づきゃしない。いや席を譲れって言ってるんじゃないよ。
ああ、統合失調症の2002年以前の名前は精神分裂病。これなら聞いたことある人は多いかな。
この病気に対する偏見は激しい。自分はそんな事ないよとか自信たっぷりのそこの人、これをやってごらん。
因みに僕は研修医2年目って出たよ…。
鬱病は心の風邪って言われるくらいかかりやすいって言う。でも風邪ほど治り易いわけではない。
鬱病患者に絶対やってはいけない事。まさかって思うだろうけど、落ち込んでるからって「頑張れ」って声をかけると命取りになりかねないんだ。文字通りに。
目立たないけどすごく苦しんでる。似たようなのにはいろんな神経症もある。
強迫性障害。いわゆる潔癖症とか完全癖みたいなのが含まれるやつ。「自分は人を傷つけてしまうのではないか」とか考えちゃって外に出れないのだという。潔癖なら外界が黴菌だらけに思えて外に出れないって感じだな。
パニック障害。人混みとかで突然動悸がしたりして自分は狂ってしまうのではないか、と恐れたりする。それを回避する為にそんな場所を避けていく。
社会恐怖。赤面恐怖とか視線恐怖、そんなもの。人前が嫌、必要以上に怖がってしまう。
これが大きな落とし穴なんだな。みんなただの人見知り、って言って片付けちゃう。ほっとけば回避性人格障害とかにもなる可能性はあるし、社会恐怖の人で自殺を考えたことのある人はものすごく多い。

知られてないのって来たら解離性障害。あまり聞かないだろう。
此処は何処私は誰っていうのはその一つ、解離性遁走とかだ。いわゆる多重人格も、解離性同一性障害っていってその一つ。
ときおり統合失調症に間違えられることがあるみたい。幻聴もあるし。
僕は何だか知らないけど解離性同一性障害って言われた。それはないよー。記憶そんな抜けてないし。擬似多重人格なら認める。
精神医学だの心理学だの、ちゃんと科学だよ。データによる証明もある。
でも占いと一緒だとか言ってみんな信じないんだ。
精神疾患は脳の障害、みんなが憐れむ障害者は脳以外の障害。何が違うってんだよ。
わかんないから、目に見えないから、だから無い事にするっていうのはやめて欲しいんだよなあ。
身体障害者←憐れみと歪んだ同情(ことによれば不理解と軽蔑)
精神障害者←敬遠、不理解、軽蔑
どっちも頑張ってる。ハンデを乗り越えようとか受け入れようとか。そこはきれいごとなんかじゃない。
きれいごとなのは取材し見てる方の健常者側の世界。
ハンデを意識したり自覚したりさせてるのはそっちじゃないか。番組を見た感想は「かわいそうだな」「たいへんだな」くらいだろ。
かっこつけて「障害者たちがもっと楽に暮らしていける社会を」とか言ってる所を見ると吐き気がする。
『真実を口にする人間は大勢いる、でも自らそれを求める人間はそういない』って誰か偉い人が言ってた。まさにそんなだ。
異常だよ。お前ら異常だ。異常なのは異常って言われてるこっちじゃない。


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三浦さんは自殺

三浦さんの自殺でメディアが沸いてる。まあ無理もないさ。僕も松岡農相の自殺の時と同じくらい心から驚いた。多分これを上回ったびっくりは冥王星の準惑星降格くらいだったかも。
ほんとに自殺なのかとか騒がれてるんだがなあ。自殺だとおもうよ。
自殺前症候群ってのは鬱病の症状に似てて、①現実からの逃避、②自我の委縮、③内なる攻撃性(←これ自信ない) が特徴。
自殺しそうな人には自殺防止の特別な監視が付けられる。結構わかるものだからね。目が泳いでるだの、なんかとんじゃってるとか。
でも護送してきた刑事たちは談笑してたらしい。それに直前に接見した領事も上みたいな兆候は全くなかったって言った。
だからって自殺する恐れはないんだぜってことはないだろ。みんながみんな上みたいになるわけじゃないよ。突然理由もわからずに自殺する人は大勢いる。
三浦さんの場合理由なくってことはないよな。共謀罪のカリフォルニアでの最高刑は終身刑だって。25年以上の禁錮若しくは終身刑。
20年間強気だった。今度こそはやばいかも知れない。そんなだったのかな。
もう61だったんだから、終身刑でも別に良かったような気がするよ。だからひょっとするとまたはかり知れない別の理由があったかも知れない。そんな事は僕にはわからない。
アメリカの拘置所行ってみたいね。捕まるならアメリカのがいい(逝)
24時間冷房、毎日運動・入浴あり、運動は1時間/日、入浴は1日/回だけど好きな時にいくらでも。ごはんは廊下のテーブルで3食5人一緒に食べる。平和だね。
廊下の中央にあるテレビを見てもいいし、人の部屋に行ってもいい。何してもいいような感じだ。しかも三浦さん独房だったんだろ。いいなあ。
ほんとにディズニーランドだよ。あっこれラミレスの台詞。ラミレスはそのうち可愛い犯罪者シリーズとして書く(どうせまたコピペだろ)。ラミレスって言っても野球の人じゃないよ。
どうだったのかな。情報が少なすぎてこんなことしか考えてられない。人の心理を探索するにはいっぱい情報がいるよなあ。しかももう何も言わないから。
死に関する本当の心理は本人しか知り得ない。周りは絶対こうだって思ってても思わぬ理由である事も少なくないだろう。

個室ビデオ店放火事件の動機

何か此処推理ブログみたいになってるけどそんなつもりでは無いのだよ。

ごめん名前出てこない。被疑者の。とりあえず被疑者と呼ぶ。
「自殺するつもりで」とか高尚な事言ってるが、でみんな警察含め信じちゃってるが、もっともっと単純だと僕は思う。
まず、ティッシュ(だっけ?)みたいにちっちゃいものに火をつけ、煙の中からむせながら逃げ出してきた。
それから、被疑者は生活保護を受けていた。一文無し。でも辞めた企業は結構いい感じの所だった。
店に入った理由は友人に誘われてだったんだよなあ。あと「息子に生活保護を受けている事をなじられて悩んでいた」って言ってた。

ここから下らない動機が見えてくる。
生活保護を受けている事を被疑者は恥じている。昔はいい生活だったのに…という懐古のプライド。
それで、友人に誘われた時ポケットは空っぽ。だけど「断り切れなかった」。
「金がなくて今は無理…」なんて断るのは被疑者にとっては苦痛だったのかも知れない。
とりあえず入る。でも金が無い。つまり出られない。
ちょっと小火でも起こして消火でみんなあたふたしてるそのどさくさに紛れて逃げ出そうと思ったんだろう。
「殺すつもりはなかった」てのは本音かな。まさか15人も死ぬとは予測できない、誰にも。
「死にたかった」←情状証拠になる/鬱病として(心神耗弱)減軽できる可能性も 「殺すつもりはなかった」←過失で刑が減軽できる
その上ビデオ店の方が通路が狭すぎて建築基準法に引っ掛かるんだろ。この3点を弁護士は突いていくな、きっと。

今テレビ見てたら不思議なニュースをやってた。
ファミレスで25歳女が別の女性客に因縁をつけて熱湯ぶっかけ。
何かっていうと「目が合った」っていう理由で被害者の顔を殴りまくり、その上レストランにあるポットの熱湯をじゃー。
被害者は腰などに火傷、全治1ヶ月の怪我だそうだ。
被疑者の方は「やられたからやり返した」とか供述しているらしい。
面識があるのなら簡単だが、面識がないのであれば精神鑑定をした方がいい。
妄想(精神医学上の)に取りつかれてる可能性が大いに大いにある。果ては幻聴が、なんてことにもなりかねない。

ノーベル物理学賞の3人の研究も僕の守備範囲。何か無駄に大喜びしてるよ。
益川教授可愛い(大博士様ごめんなさい)。南部教授が知り合いに激しく似てて爆。
ああ今速報が入った。化学賞も日本人だって。
(ちなみにこれは昨日18時45分時点の下書き。)

Irony, Satire and Truth

Biography

北落師門

Author:北落師門
特徴: 研究者気質(何)、厭世家、人嫌い、典型的ブックワーム。
大量の学問だけで出来ていると思う。詭弁と皮肉で武装している。
目の悪さが半端ない。あと、電話と食事と世間話が天敵。
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